愛用のキーボード「HHKB pro2」を静音化するために、キーボードの下にコルクマットを敷いてその効果を試してみました。安くて簡単に導入できるにも関わらず高い静音効果を発揮してくれました。
パームレスト付き静音マットを作成
静音マットの作成方法はとっても簡単です。コルクマットの上にキーボードを置いて、余分な部分を切り取れば完成です。ただせっかくなので、この余った部分をパームレストとしてマットに取り付けてみました。パームレスト(リストレスト)とはタイピングに時の負担を軽減するために設置する腕置きのことです。
こちらが完成品です。驚くことに、パームレストを取り付けたことによって静音性がさらに向上しました。ちなみに一緒に写っているキーボードはHHKBではありません。パームレストの段差がわかりやすいように小型のbluetoothキーボードを添えています。
使用した材料と道具は次のとおりです。
- コルクマット
- 物差し or 定規
- ハサミ
- 両面テープ
もし、自作される場合はコルクマットのサイズはお持ちのキーボードの横幅に合わせて購入してください。HHKBのサイズなら30cm×30cmのものを一枚用意するだけで十分です。
あとは上の画像のとおり、コルクマットの一部(HHKBなら8cmくらい)を切り離してからそれを再度貼り付けるだけです。貼り付ける際は切断面が内側にくるようにしましょう。こうすることでパームレストの切断面とキーボードを密着させることができます。なお、接着剤を使わずに両面テープで貼り付ければ、後々からでも微調整が可能です。
ジョイント部分をどうするかはお好みに合わせてください。切り取ってスッキリさせるのも良いですが、そのまま残しておくのもなかなかユニークではないでしょうか。
弾力性と吸音性がもたらす効果
タイピングをすると、その衝撃がキーボードの底を経由して机に伝わり、打鍵音が更に大きくなります。コルクは高い弾力性でこの衝撃を吸収してくれます。
また、コルクには音を吸収する効果(吸音性)もあります。つまり打鍵音そのものを和らげることができるのです。パームレストを取り付けることによって音がさらに小さくなったのはこの効果によるものかもしれません。
良いことだらけのコルクマットですが、アクリル素材などに比べると耐久性に関しては少し頼りないところがあります。ただ、もし数ヶ月でダメになってしまったとしても、3分もあれば製作でき、材料費も1セットあたり150円程度で揃うので消耗品として割り切ってしまえば良いかもしれません。それに、消耗品として使えるなら衛生面の観点からもメリットと言えるかもしれません。ぜひお試しください。
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