パーミッションを755に(chmod)

パーミッションを755にするということは、そのファイル(ディレクトリ)の制限を以下のようにするということです。

  • その所有者は読み出せて、書き込めて、実行できる
  • そのグループは、読み出せて、実行できる
  • その他のユーザは、読み出せて、実行できる

パーミッションを確認する

「読み出せて」というのは、記号で書くと「r」で数値では「4」です。 「書き込めて」は記号で「w」で数値では「2」です。 「実行できる」は記号で「x」で数値では「1」です。

  • 読み込み=  r  = 4
  • 書き込み =  w = 2
  • 実行 = x = 1

test_fileというファイルのパーミッションを確認するために

 $ ls -l test_file 

というコマンドを打ち込みました。すると

 -rwxr--r-- 1 root root 0  8月 13 02:38 test_file

という結果が返ってきました。注目するのは「-rwxr–r–」という部分です。一つめの「-」は気にしないでください。

最初の文字3つが、所有者の権限。次の3つがグループの。最後の3つがその他のユーザのです。 つまりこのファイルの所有者は「r」と「w」と「x」の権限があり、グループには「r」の権限が。その他のユーザには、「r」の権限があるということになります。

ちなみに、このファイルのパーミッションを数値で表すと「744」です。 所有者に付与されているのはrとwとxなので、4+2+1で7。 グループはrだけなので4。その他のユーザもrだけなので4。 ということです。 これを「755」にしたい場合は、所有者の権限はそのままで、グループとその他のユーザに「x」の権限を与えればよさそうですね。

また、それぞれのユーザも記号で表すことができます。 所有者は「u」。グループは「g」。その他のユーザは「o」です。 そして3種類のユーザをひっくる場合は「a」と表現します。

パーミッション「-rwxr–r–」を整理すると次のとおりです

  1. 所有者(u):  r w x = 4+2+1 =7
  2. グループ(g):  r – – = 4+0+0 = 4
  3. その他のユーザ(o): r – – = 4+0+0 = 4

パーミッションを変更する

さてtest_fileのパーミッションを755にしましょう。パーミッションを変更するときには、chmodというコマンドを利用します。

$ chmod g+x,o+x test_file

これでグループとその他のユーザに「x」(実行権限)が追加されパーミッションが755になりました。 軽く解説すると、「g+x」というのは、「gにxの権限を追加」という意味で、gからxの権限を追加ではなく、削除したい場合は「+(プラス)」の部分を「-(マイナス)」にします。 「,(カンマ)」は、複数変更したいときのつなぎです。

「o+x」についても、上の解説の通りです。 しかし、もっと簡単な方法があります。

$ chmod a+x test_file

すでに所有者はxの権限を持っているから無理なような気がしますが、すでに権限がある場合は上書きされるだけと解釈していただいてけっこうです。

すみません。実はもっと簡単な方法があります。

 $ chmod 755 test_file 

 

これでOKです。各権限の数値と、「所有者・グループ・その他」という順番を覚えている場合は、この方法が一番素早く重宝しそうです。 所有者とグループのユーザを変更したい場合は、chownというコマンドを利用します。