Emacsは、テキストや背景色、カーソルの色など細かい色の設定を簡単に行うことができます。こだわりのある方なら、理想の視覚環境を構築することができます。
それでも、自分好みの見た目にしたいけど、細かい設定は面倒という方も少なくないはずです。筆者もその一人です。そんな方にぴったりなcolor-theme.elというプラグインをご紹介します。
color-theme.elは、予め用意されたカラーセットをテーマとして切り替えることができるプラグインです。非常に豊富に用意されたカラーテーマの中から自分好みのデザインを選択することができます。また、選択後すぐに反映されるため、気分や作業内容に合わせてカラーテーマを切り替えることもおすすめです。
インストールするには、まずcolor-themeのダウンロードページから、必要なファイルをダウンロードして展開する必要があります。展開したフォルダの中から、color-theme.elというファイルとthemeというフォルダがあるので、この二つをパスの通った所にコピーしてください。
あとは、必要に応じて(require ‘color-theme)を評価するか、.emacsに追記しておきましょう。M-x color-theme-selectを実行すればテーマが一覧表示されるので、ひたすら、自分好みのテーマに出会うまでクリック(もしくはEnter)しまくってください。
毎回M-x color-theme-selectを起動して、その日の気分でテーマを選択するのも良いのですが、デフォルトのテーマを設定したくなった場合は次のコードを.emacsに追記してください。
(eval-after-load "color-theme" '(progn (color-theme-initialize) (color-theme-blue-sea)))
上記の設定では、毎回blue-seaというテーマを呼び出すように設定しています。この部分を好きなテーマの名前のすれば、毎回そのデザインを呼び出すように設定することができます。
ちなみに筆者のおすすめも書いておきます。
- blue-sea(落ち着きます)
- calm-forest(エギゾチックです)
- classic(目がチカチカせず可視性が高い)
- gnome2(背景色を半透明にすると、とにかくおしゃれ)
- ramangalahy(なぜかデバッグ作業がしやすい)