outline-modeを他のメジャーモードと同時に使う

outline-modeはアウトラインプロセッサー(アウトラインエディタ)としての機能を実現するEmacsのプラグインです。outline-modeとorg-modeは標準でEmacsには組み込まれています。org-modeでも、他のメジャーモードと組み合わせる方法があるそうですが、今回はoutline-modeの方法をご紹介します。

outline-modeをマイナーモードで起動する

outline-modeを起動する方法は、 M-x outline-mode です。こうして起動したoutline-modeはメジャーモードです。つまり他のHTML編集モードや、メーラーなど他のメジャーモードと同時に起動することはできません。二つのメジャーモードを同時に起動することはできませんが、どちらかをマイナーモードとして起動することは可能です

outline-modeには、マイナーモードで起動する方法用意されています。 M-x outline-minor-mode でoutline-modeのマイナーモードを起動することができます。このマイナーモードを切りたい場合は、再度 M-x M-x outline-minor-mode を入力すれば、outline-minor-modeはオフになります。

マイナーモードで起動したアウトラインモードでは少々コマンドのキーバインドが変更されています。 C-c C-d はサブツリーを隠すコマンドですが、マイナーモードで起動した場合は、 C-c @ C-d と入力します。つまり C-c C-c @ になるのです。

outline-minor-modeの使いどころ

outline-modeは基本的には行頭の*(アスタリスク)でアウトラインレベルを判断します。HTMLやCSSファイルなどでは、*から始まれば規則上別の意味を持ったり、機能しなくなる場合があります。プログラムやHTML、CSSなどでアウトラインモードを使う一般的な方法は、*から書かれる見出しをコメントアウトする方法です。独自の設定で、どれを見出しとするか判断させることはできますが、見出しとしては*を使うことが一般的なので、そのまま利用することが望ましいでしょう。

また、アウトラインマイナーモードが活躍する場面が、ブログの記事をEmacsのアウトラインモードで書いている場合です。ブログサービスではブラウザ上のエディタで記述するのが一般的です。Emacsの編集機能が使いたい方は、一度Emacsで記述してからブログの記事作成ページにコピーしていると思います。そこでアウトラインモードを使えば、過去の記事を確認したり、記事をある程度貯めてからアップロードする方に便利です。

しかし、ブログ内でリストタグや、アンカー、h1などのヘッダなど頻繁にHTMLタグを使う方にとっては、アウトラインモードを使わずにHTML編集のメジャーモードを使っていると思います。しかし、outline-minor-modeを利用することによって、HTML編集のメジャーモードは従来通り使うことができ、さらにアウトラインモードの機能も扱うことができます。