LinuxでWindows対応のアプリケーションを動作させるWineというものがあります。
Windows環境を仮想化で実現するわけではないので、Windows上で動作させるよりも軽快に動作する場合もあるそうです。その代わりに、Windowsでは動作するけど、Wine上では動作しないアプリケーションもあるので、注意が必要です。
それでは最新のWineのインストールです
まずは最新のバージョンのリポジトリを登録します
$ wget -q http://wine.budgetdedicated.com/apt/387EE263.gpg -O- | sudo apt-key add - $ sudo wget http://wine.budgetdedicated.com/apt/sources.list.d/jaunty.list -O /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
最後にインストールします。
$ sudo apt-get install wine
すでにインストールはしていた場合は、上記のリポジトリの登録だけ済まして
$ sudo apt-get update
を行いましょう。アップグレードの場合は、updateの部分をupgradeに変更するだけ大丈夫です。
イントールは以上で完了ですが、このままでは日本語が上手く表示されませんので、
wineで日本語を上手く表示、そして入力できるようにする設定を記載します。
~/.wine/drive_c/windows/Fonts
に任意のフォントファイルを入れると使えるようになっているようです。
ここにさざなみフォントなどをコピーすればそのまま使うことができるようですが、設定ファイルからフォントのパスを指定することもできるようなので、そちらでやってみましょう。
~/.wine/user.reg
を開いて
[Software\\Wine\\Fonts\\External Fonts]
という文字列を検索してください。
その下に
"さざなみゴシック (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\sazanami\\sazanami-gothic.ttf" "さざなみ明朝 (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\ttf-japanese-mincho.ttf"
を追記してください。
これで、日本語フォントのさざなみフォントを使えるようになりました。
IPAフォントなどの美しいフォントを設定する場合も同じ方法で大丈夫みたいです。